矢作川学校事務局(豊田市矢作川研究所内) 
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2022年03月05日
第17回(2021年度) 矢作川学校ミニシンポジウムをオンライン開催しました

1. 北川 知恵(愛知工業大学 土木工学科)
  愛知工業大学とその周辺における中・大型哺乳類の生息状況
2. 安井 邦洋(愛知工業大学 土木工学科)
  愛知工業大学周辺におけるヒメタイコウチの生息状況
3. 窪田 大勝(愛知工業大学 土木工学科)
  矢作川の瀬における底生動物の広域定点調査
4. 石坂 優明(愛知工業大学 土木工学科)
  矢作川水系におけるカワヒバリガイの分布
5. 山腰 亮太(愛知工業大学 土木工学科)
  矢作川時瀬における置土実験が底生動物へ与えた影響
6. 吉田 峻也(愛知工業大学 土木工学科)
  矢作川水系におけるカワゲラ類、特にコナガカワゲラ属の幼虫の調査
7. 西田 修基(愛知工業大学 土木工学科)
  矢作川水系におけるカワゲラ類、特にコナガカワゲラ属の羽化殻と成虫の調査
8. 杉江 俊城(愛知工業大学 土木工学科 大学院2年)
  河床下間隙動物(特にコナガカワゲラ属)の生息環境
9. 岸村 晋作(人間環境大学人間環境学部環境科学科)
  岐阜県岐阜市および愛知県西三河地方におけるカメ類の群集構造と個体群構造の変異
10. 伊與田 翔太(人間環境大学人間環境学部環境科学科)
  ヒガシニホントカゲは森の中を利用するか?
11. 早川 凌平(名城大学)
  トウカイヨシノボリの選好環境調査
12. 中村 廉(豊田高専 環境都市工学科)
  河川中の濁度が水底付着藻類存在量に及ぼす影響について
13. 内田 朝子(豊田市矢作川研究所・愛媛大学大学院 連合農学研究科 後期博士課程2021年3月修了)
  河川の分断化が著しい矢作川における付着藻類の栄養状態及び一次生産に関する研究
全体討論



2022年02月05日
矢作川中流の水温変化についての話題提供

【開催場所】豊田市環境学習施設 eco-T
【参加者】eco-Tのインタープリター、一般市民

  • 住民主体で取り組む「気候変動の対応策」セミナーの2回目として、「矢作川の水温の変化~地球温暖化と河川環境~」と題して発表を行った。
  • 発表では地球温暖化が河川を含む陸水環境に及ぼす影響、矢作川の紹介、矢作川中流での水温変化、水温の変化が河川の生物に与える影響について話題提供をした。
  • セミナーでは他に豊田市の森林の現状、課題、対策、施策などについて、また農家の視点から気候変動の影響についての話題提供があった。
  • 話題提供後のワークショップでは話題提供を踏まえて、今後、地域や生活にどのような適応策が必要かを班ごとに考えて、発表が行われた。
  • 発表では矢作川の生物を守るための対策や環境美化に関わる対策が盛り込まれており、矢作川の環境について知り、考えていただく良い機会となった。


2022年01月12日
シニアアカデミーでの講義

【開催場所】豊田市市民活動センター
【参加者】シニアアカデミー受講生

高齢者が「学生」として学ぶとよたシニアアカデミーでの講義
「豊田の自然-川の環境を守りする-」

活動団体紹介
・矢作川の川辺などで、密生した竹を伐ったり、草刈りをして、景観や親水性を維持する活動をしている「水辺愛護会」(22団体)

・「ふるさとの川づくり事業」を経て小川を維持している「岩本川創遊会」(岩本川)、同事業で住民ワークショップが終わって次年度から川づくりに取りかかろうとしている「猿投町まちづくり協議会」(広沢川)

学生の皆さんは真剣にご聴講くださり、その後グループに分かれての話し合いも盛り上がっていた。(吉橋)



2021年11月18日
魚類と水生昆虫の紹介

【開催場所】梅坪台中学校
【参加者】梅坪台中学校生徒

・淡水魚類の生態について
・昆虫の生態について

〇魚類の紹介
・矢作川でのアユの生態研究およびアユを研究するまでのキャリアの履歴について紹介した。学生からは、「地元陣中地区を含めて矢作川の現状がよくわかった」とのコメントが寄せられた。
・将来の職業選択にあたり、自分の好きなことを大事にして将来を考えるとのコメントをもらった。

〇昆虫類の紹介
・研究という仕事について、水田で実施した水生昆虫研究の事例を挙げ、観察することや不思議に思うことの大切さを解説した。また、身近な昆虫の不思議な生態として、ミツバチの巣のハニカム構造やマルカメムシと共生細菌との関係などを紹介した。
・昆虫が持つ様々な機能が私たちの生活に活かされていることに興味を持ったなどのコメントがあった。



2021年10月12日
水生生物調査

【開催場所】巴川支流朝日川
【参加者】追分小学校 3、4年生

地域の川である朝日川の水生生物を採集し、身近な自然環境について学ぶ

  • 巴川に合流する300 m程上流の朝日川は川幅3 m程の小河川で、川への入り方、生物の採集方法について説明した後、生徒達と一緒に朝日川へ入って、水生生物の採集をして、採集された生物の紹介、朝日川の河川環境について解説した。
  • 朝日川は小河川ながら、水生生物の種数・個体数ともに豊富で、魚類はカワムツ、カワヨシノボリなどをほとんどの生徒が採集しており、他にアブラハヤ、アカザ、カマツカ、ドジョウ、ニシシマドジョウが採集されていた。
  • 魚類以外の水生動物では在来のスジエビが多く、コシボソヤンマ、コヤマトンボなどのトンボ類も数多く採集された。
  • 一方、外来の水生生物は全く採集されず、細流ではあるが在来生物が保全されている良い河川環境であることを説明し、今後もこの環境を守って欲しいと伝えた。
  • 生徒からはたくさんの生きものが採集できて楽しかった、驚いた、また友達と遊びに来たいなどの感想が聞かれた。


 
 
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