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2024年07月09日
矢作川の水質と生き物の変化ーみんなが測ったデータから分かることー

【開催場所】西広瀬小学校体育館

【参加者】西広瀬小学校児童、教員、保護者、地域ボランティア

「矢作川の水質と生き物の変化ーみんなが測ったデータから分かることー」という演題で、講演をしていただいた。

・水の濁りの正体が何か

土や泥だけでなく、小さな生き物やその死骸、糞などがある。

・透視度測定で分かることは何か

季節によって違いがある。

雨の多い季節の透視度は、低い傾向にある。

東海豪雨の後、透視度の低い状態が数か月続いた。

ダムができたことで、棲んでいるものに変化が生じた。

・ダムによる環境の変化は

土砂がダムにたまることで、下流に流れてこない。その結果、川底が固定されていく。

固定された川底には、厚い苔が付着していき、棲む生き物が変わってきている。

トビケラの仲間が多数生息し、川底の岩をさらに固着させている

 

児童の振り返り

・ダムのよいところと、悪いところを知った。よいところは水の調整をしている。大雨のときに、一時的に水を止めておいてくれるけど、悪いところもあって、砂や石が流れないから、アユなどのえさがなくなっている。砂や石を流すバイパスが計画されていると知って安心した。これからも川を大切にしたい。

・2000年9月の東海豪雨で、川の水が汚くなったと知った。

・ぼくたちが続けている水測が大切だと分かった。

・今まで水測で何を検査していたかとか、矢作川が今どんな問題をかかえているか、川が汚れる原因は何かなど分かった。

・トビケラが石にいっぱい巣を作っていることや、ダムができてから川底が動かなかったり、ダムに砂がたまったりしていることが分かった。

・ダムはよいはたらきが全てかと思っていたけど、川にも影響を及ぼすことがあることに驚いた。環境問題に取り組んでみたいと思った。



 
 
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