【開催場所】西広瀬小学校体育館
【参加者】西広瀬小学校児童、教員、保護者、地域ボランティア
「矢作川の水質と生き物の変化ーみんなが測ったデータから分かることー」という演題で、講演をしていただいた。
・水の濁りの正体が何か
土や泥だけでなく、小さな生き物やその死骸、糞などがある。
・透視度測定で分かることは何か
季節によって違いがある。
雨の多い季節の透視度は、低い傾向にある。
東海豪雨の後、透視度の低い状態が数か月続いた。
ダムができたことで、棲んでいるものに変化が生じた。
・ダムによる環境の変化は
土砂がダムにたまることで、下流に流れてこない。その結果、川底が固定されていく。
固定された川底には、厚い苔が付着していき、棲む生き物が変わってきている。
トビケラの仲間が多数生息し、川底の岩をさらに固着させている
児童の振り返り
・ダムのよいところと、悪いところを知った。よいところは水の調整をしている。大雨のときに、一時的に水を止めておいてくれるけど、悪いところもあって、砂や石が流れないから、アユなどのえさがなくなっている。砂や石を流すバイパスが計画されていると知って安心した。これからも川を大切にしたい。
・2000年9月の東海豪雨で、川の水が汚くなったと知った。
・ぼくたちが続けている水測が大切だと分かった。
・今まで水測で何を検査していたかとか、矢作川が今どんな問題をかかえているか、川が汚れる原因は何かなど分かった。
・トビケラが石にいっぱい巣を作っていることや、ダムができてから川底が動かなかったり、ダムに砂がたまったりしていることが分かった。
・ダムはよいはたらきが全てかと思っていたけど、川にも影響を及ぼすことがあることに驚いた。環境問題に取り組んでみたいと思った。