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2022年03月19日
森の健康診断体験指導

【開催場所】旭八幡町の人口林
【参加者】森林ボランティア、森林NPOメンバー

  1. 森の健康診断現地実習
  2. 概要説明、質疑応答、その他
    • 市民参加型の人工林調査「森の健康診断」は、矢作川流域全域で2005~2014年に実施された後、2019年まで地域住民が主催する形式で開催された。コロナ禍で2年間休止されたが、2022年には恵那市串原で再開するため、森の健診未参加の森林ボランティアと森林NPOメンバーを対象とした体験講座が実施された。
    • 当日は多目的施設「つくラッセル」近隣の人工林で現地実習を行い、その後屋内に移動して、森の健診実施が始まった経緯やこれまでの成果、6/4に実施されるくしはら森の健診のアナウンスを行った。

Q&A

Q:この調査では幹の太さや高さ、本数で混み具合を判断するが、樹冠の広がりはどう評価するか。
A:調査対象の大半である過密な人工林では、植栽木が十分樹冠を広げられないので、個々の木の樹冠面積はほぼ均等である。枝下高(生きた 葉 が着いている範囲の高さ)は当初調査項目に入っていたが、優先度の低いデータと判断して外した。
Q:10年間の森の健診から分かったことは。
A:矢作川流域の人工林の5~8割が過密で、すぐに間伐が必要なことがわかった。また、植栽木の密度が上がるほど林内の草と低木の被覆率が下がり、土壌の落葉層・腐植層も薄くなって、緑のダム機能が下がる可能性が示された。

 



 
 
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